yogashanti hongkong インストラクターのAsami です。
この９月で５歳になる長女は、
同じことを繰り返し質問してよく私をお手上げ状態にさせる。
特に、楽しみにしていることへの確認を込めた質問の回数が尋常でないほど多い。
例えば、その日の夕方に大好きなお友達と遊べるとわかると、朝から１０分おきに、
「今日は～ちゃんと遊べるんだよね？」
「何時に来るの？」
「どこに来るの？」
と、滝のように同じ質問を繰り返す。
私の回答を聞いていないので質問を繰り返すのか、
嬉しさ余って興奮状態で同じ質問をするのか...。
どちらにしてもそこから繰り広げられる母娘の展開は同じで、
質問１０回目辺りから私の忍耐力の容量は越え、
娘は私に「何度同じことを言ったら分かってくれるの？」
と叱られる羽目になる。
つい先日も友人宅で子供同士を遊ばせている時に、娘の質問攻め開始。
そこで、「また始まった・・・。いつもこうなの。」
と嘆く私にあるお母さんが、素晴らしい動画を見せてくれた。
ある昼下がり、庭のベンチで新聞を読む中年の息子と風景を見つめる初老の父親。
一匹のツバメを見つめる父親が「あれは何？」と息子に質問する。
息子は「ツバメだよ」と答えまた新聞に目を戻す。
その数秒後、父親はまた同じ質問をして息子が同じように答える。
数秒おきに数回繰り返される父親の質問に息子は苛立ち始め、
最後には父親を罵倒しそんな自分に自己嫌悪する。
すると席を立った父親が日記を持って、
ベンチに戻るとその日記のある部分を読み始めるのです。
「先日３歳になった息子は公園であるものを指差し、
『あれは何？』と私に聞いた。
私は、『あれはツバメだよ』と答えた。
息子はその後、３１回ほど私に同じ質問をしたが、私は苛立ちも
怒りもせず、ただ無知で無垢な息子にそれがツバメであると教え
続けた」
恐らくこのビデオが伝えたかったメッセージの相手は、
初老の父親に苛立ってしまった息子だったでしょう。
そこでその息子は父親が与えてくれた愛に気づき、その有難さに感謝、
涙し父親を抱きしめました。
しかし私もまた、親から子への「無償の愛」を考えさせられたのです。
「親は子供を育てた代償を求めない。
いろんなことを学んで立派な人になってほしい。
見返りはいらないからきちんと健康に成長してほしい。
お金はいらないから喜んでほしい。」
いつもそう願っているのです。
そこには完全なるGive&Giveが成立しているわけです。
親というのは、子供の笑顔や成長のために努力や辛抱を尽くすものであると。
このブログが、「無償の愛」を今一度考える機会になれば良いな、と思います。
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